キンキの剛が好きだった話
今回は7ORDERとは関係ないお話です。
KinKi Kidsの剛を好きになってから降りるまでを書いてみようかなと思ってます。
ただの思い出ブログなのでご注意願います。
しかも例によって長い。。
剛に落ちた瞬間は今でも覚えている。
なんならその時の歌声はまだ頭の中に残っていて簡単に再生可能。その昔、夜もヒッパレと言う芸能人が集まってカラオケ大会をするという番組があって、色んな芸能人が代わる代わる人の歌を歌っていた。スペシャル回にゲストとして出ていたのがデビューして2曲目、まだ10代のKinKi Kids。
二人でギターを弾いてTHE YELLOW MONKEYの「花」を歌っていた。剛はタンクトップ。ため息のようなAh-と言う歌い方が色っぽくて色っぽくて。一遍に撃ち抜かれた。
何回も何回も巻き戻して見たのを覚えている。
その次の曲、ジェットコースターロマンスの頃に友達に「気になっている」と打ち明け「全部抱きしめて」の頃には夢中になっていた。
あれは97年か98年か、ファンの方が管理する掲示板でチケットを譲っていただき、一人で横アリのコンサートへ。一日2回見たりした。
割とすぐにリア友もキンキにハマったので、そこからはずっと二人で。カウコンも毎年行っていた。
何がハマったかと言うとまず剛の顔がドンピシャのドストライク。クリクリお目々にキリッとした眉毛、エラが張ったお顔は顎の線がシャープで。色気があるのに笑顔が可愛くて歌って踊ってキラキラのアイドル。好きにならない訳がなかった。光一くんとの仲良しさんも好きだった。曲にも恵まれてたよね。初めてファンクラブに入ったのもKinki。夢中だった。
彼らはとても売れていて、ドラマにバラエティに歌番組に、とっても順調そうに見えていたしそれを見ているのはとても楽しかった。
あれは確か剛初めてのソロコンだったと思う。
さいたまスーパーアリーナの2階席から剛を見ながら「ああ、私は一生彼を好きでいるんだろうなあ」とぼんやり、でも確かな気持ちで考えたのをハッキリと覚えている。
その後私は妊娠し、妊婦の時にもたまアリのソロコンがあったので夫には心配されたが参戦した。
その頃、彼は多分かなり精神的に病んでいた。
MCで何度も「信頼できるスタッフに出会えてここまでこれた」と言っていた。きっと何かいい出会いがあったんだろう。本当に何度も何度もスタッフについて言っていた。
それを聞きながら私はとっても寂しかった。スタッフさんもいるけど、ファンもいるよ?ここにいる私たちはみんなあなたの味方だよ?
でもそのコンサート中に彼の口からファンと言う言葉は一度も出てこなかった。
その日の自分の気持ちは以下の通り、悲しいくらい良く覚えている。
体調が万全ではない中、妊婦には遠い道のりをあなたのために来た。退場の時はあまりの混雑ぶりにもみくちゃになりそうで身の危険を感じたりもした。見返りを求めている訳ではないけど、あなたのために来たんだよ。でもあなたには私たちファンは見えていないんだね。なんかちょっと疲れちゃったなあ…。
その後出産を経てテレビから遠ざかり、世間から隔離される数年間が続いた訳だが、担降りはその影響があったのかは今となってはわからない。それでも「あ、わたしもうファンじゃないな」と思った瞬間の気持ちは覚えている。あれはいつだったんだろう。多分産後数ヶ月くらいだったと思うが、定かではない。
最初のソロコンでは「一生好きでい続けるんだろうな」と思ったと言うのにそれから程なくして担降りすることになるなんて自分でも驚いた。人の気持ちに絶対はないと、私の母がよく言っていた言葉が身にしみて分かった。
話は変わるが、radikoってすごいアプリですね。いつでも聞きたい時にラジオが聞けるなんて、なんて便利なんでしょう。
そのradikoでここ1.2年くらいかな、彼のラジオを聞くようになって知った。
あの頃の彼は傷ついて、ひとりぼっちで相当に辛い思いをしていたということ。そりゃーファンも見えなくなるわな、と言うことが今ならわかる。私が好きだったアイドルの彼は、無理して作っていた彼だったんだ。
自分の好きなファンクミュージックが歌える今が楽しいと彼は言う。私が好きなのはアイドルだ。進む道が変わった彼を好きでいられなくなったことは必然だったんだろうなと今では分かる。
今、私は彼のファンではない。けれども人一倍優しくて繊細な彼が幸せでありますようにと願わずにはいられない。
デビューしてから方向性が変わっていくことはある。人は変わっていくものだしむしろその方が自然なのかもしれない。でもSMAPは変わらなかった。だからずっと同じ熱量で好きでいられた。変わらないってすごい。
私の今の推しくんたちはこの先どうなるか…考えると不安になることもあるが、その時になってみないとわからないことも分かっているし、推しは推せる時に推せと言うこともわかっている。
やっぱり今を楽しむことが一番、と言う結論しかないね。
つよ(当時はそう呼んでいた)、あなたを好きになって後悔したことなんて一度もないよ。あなたは私の青春でした。本当に楽しかった。ありがとう。
どうかどうか、幸せでいてください。